オーボンヴュータンのクッキーがとてつもなく美味で震えてる

オーボンヴュータンのクッキー缶 とっておき

こんにちは!ライターのナカガワです。

お取り寄せクッキーのレビュー第一号は、東京、尾山台のパティスリー「AU BON VIEUX TEMPS(オーボンヴュータン)」です。日本のフランス菓子を牽引してきた第一人者・河田勝彦シェフのお店から「プティ・フール・セック(小)」(3,186円)を購入しました。

この記事では、取り寄せた品物のレビューと取り寄せ方法について紹介します。

オーボンヴュータンのクッキーを選ぶべきではなかった理由

オーボンヴュータンのクッキー缶の包装
オーボンヴュータン「プティ・フール・セック(小)」(3,186円税込、送料別)

実を言いますとね。執筆をしている今、この商品を選んだことに若干後悔しているんです。

なぜかって? クオリティが高すぎるからです。

一口目で河田シェフにガツンと殴られました。否、鉄拳をくらったぐらいの衝撃。クッキーって気安く呼べないもん。貴殿のことは正しく「プティ・フール・セック」とお呼びしなければならないほどの味に出会ってしまったんですよね…

しょっぱなからこんなにハイレベルなプティ・フール・セックを知ってしまって、大丈夫か、私!? とにかく気を取り直して記念すべき初レビュー、スタートです!

オーボンヴュータンのシックなクッキー缶

オーボンヴュータンのクッキー缶ビジュアル

包装紙を開けると、シックなイラスト入りのクッキー缶がお目見え。

クグロフやデコレーションケーキなどフランスの伝統菓子を表現しているのかな? 高級感のある品のよいビジュアルです。中身が待ちきれないので、早々に缶のテープを剥がしちゃいました。すると…

テープをはがしただけなのに既にバターの香りがしてきた

いや、まだ開けてないんですよ。

ビニールテープをキューッとはがしただけで、周りに漂うバターのいい香り!この時点でシェフの凄さをわかってしまったというか。これはただ者ではないぞ、と。

見てもいないし、ましてや食べてもいないのに期待値1000%に爆上がり。食べる前から高いハードルを課してしまったのですが、実食はいかに?

オーボンヴュータンのクッキー6種を実食

蓋を開けた瞬間「あー…これはハードルを軽々越えちゃったな」って確信しました。

いい意味で粗野なんです。”我が道を追求してきたお店の技と味が結集したらこの形になりました”って言っている気がして。お店で頑張ってきた人達の顔はわからないけど、その姿勢がここに現れてる。もうそういうのん大好物です。

オーボンヴュータンのプティ・フール・セック

ここからはオーボンヴュータンのクッキー缶「プティ・フール・セック(小)」に入っている、6種の焼き菓子を感想とともに紹介します。

  • 1.エピス(Épice)
  • 2.コルネ(Cornet)
  • 3.ディスク(Disque)
  • 4.ミロワール(Miroir)
  • 5.プレオール(Préor)
  • 6.ロッシェ(Rocher)

スパイスが香るサブレ「エピス(Épice)」

オーボンヴュータンのサブレ、エピス

親指よりちょい大きめの一口サイズをかじると、サクッとした歯触りとともに、シナモンやカルダモンの香りがふんわり。

サブレの名前「エピス」はフランス語で香辛料を意味する言葉だから、スパイスはきっと入っていると思う。サンドしている木イチゴジャムの甘酸っぱさと、トッピングのクルミの香ばしさがいい仕事してる。

エピスの断面
ごく薄く木イチゴのジャムをサンドしている。この”ちょっと”の仕込みが全体の味わいを左右していると思う

重厚なチョコをシガレットが軽やかに包みこむ「コルネ Cornet」

プティ・フール・セックのコルネ

オーボンヴュータンの公式HPでは「プラリネ入り」とあるんだけど、食べてみるとナッツ感が全面に出ていてジャンドゥーヤっぽい。

ジャンドゥーヤはイタリアでよく食べられているヘーゼルナッツ入りのチョコレートのことで、ナッティーさが濃厚。「ヘーゼルナッツはここにいます!!」と主張してくるので余韻に浸っていると、後からプラリネ独特のキャラメルが「呼んだ?」とひょっこり顔を出してくる。

この重厚なチョコ&プラリネを包んでいるのが、軽快なシガレット生地。生地が薄いので食感がめちゃくちゃ繊細! 壊さないようにそうっと口を閉じた瞬間にシャッて粉々になってしまうくらい(涙)。

恐らく、焼いておいたシガレット生地に中身を詰めたんだろうけど、こんなに壊れやすいものによく詰められたね!? って驚きしかない。パティシエすごいな…

おなじみのあの味ではない。小麦の旨味が引き立つ「ディスク Disque」

プティ・フール・セックのディスク

このビジュアルを見て、子供の頃によく食べたジャム入りクッキーを思い出した人はいませんか? はい、私です。

あの味をイメージして食べた自分を恥じております…全然違う(当たり前なんですが)。バター味の懐かしいしっとり系サブレではないです。むしろ小麦の風味が際立ち、赤スグリのジャムの甘みが素晴らしいアクセントに。

やや硬めの食感がもたらす、軽やかな口当たりは洗練されているようにも感じる。

アーモンドとアンズの饗宴「ミロワール Miroir」

プティ・フール・セックのミロワール

中央のオレンジ色がアンズのジャム(ナパージュ)で、その周りにアーモンドダイスがこれでもか、と。小麦粉のクッキーと思いきや、生地がメレンゲだから、ごく軽い味わいに仕上がってるんだなあ。

メレンゲを使うことによってアーモンドの濃い旨味を抑える代わりに、香ばしさを引き立たせてるのがすごい。そこにアンズの強い甘みが加わって、爽やかな味わいにまとまってる。

シェフはどうやってこの組み合わせを考えたんだろう? 素材の使い方や製法の引き出しの奥深さにいちいち驚く。

香り高いキャラメリゼに夢中「プレオール Préor」

プティ・フール・セックのプレオール

手にとった瞬間に、かぐわしいキャラメルの香りがして嬉しくなっちゃいますな。サイズは6種の中で一番大きい。そして薄い。

キャラメリゼって、ともすればしつこくなりがちなんだけど、生地を薄くのばしているから何枚でも食べられる。アーモンドスライスとキャラメリゼのコンビも間違いないし、予想通りの味わいにほっとする。

本当の主役はこれ。メレンゲ「ロッシェ Rocher」

プティ・フール・セックのロシェ

先に断言しておきますが、6種のラスボス、もといヒロイン(ORヒーロー)はロッシェです。マジで。

口にぽいっと放り込んだ瞬間、華やかな余韻だけを残して溶け消えたことにびっくりした私。

「あれ、私今食べたよね?」って確認したくなるくらいの、一瞬の出来事。いや、確かに口の中にはあったんだけど、感覚的にはかき氷とか雪を食べた時のような、儚さを感じる美味しさなんだよね。

で、驚いたのは食感だけじゃなくて。

小指の先くらいしかないサイズの中に、ラム酒漬けのレーズンとアーモンドがこまかーく入っていて、メレンゲが溶けてなくなるかなくならないかぐらいのタイミングで、レーズンがふわーっと香り、アーモンドのナッツ感が顔をのぞかせる。

メレンゲ、レーズン、アーモンドのどれもがでしゃばらない、絶妙なバランスの見事さといったら…!

これまで食べてきたメレンゲとは別次元。まさに卵の泡を食べているようなデリケートな美味しさ

こう言っちゃなんだけど、メレンゲって「クッキー缶の隅っこを埋めてるやつ」っていうくらいの印象しかなかったわけ。なんとなく補欠的な扱いというか。

ロッシェを食べた今となっては、スライディング土下座するほどイメージが激変。メレンゲに申し訳なかったと謝りたい…

さらに付け加えると、この口当たりを完成させるには熟練の腕が必要だと思う。

と言うのも、メレンゲは、泡立てた卵白に砂糖やコーンスターチを混ぜ、オーブンで水分を飛ばした菓子。

ただ固く仕上げるのではなく極上の口溶けを再現し続けるには、製法がシンプルであるがゆえに、細心の注意を払って作る慎重さと、確かな腕が求められると思う。

オーボンヴュータンのクッキー缶を取り寄せる方法

ここからは、オーボンヴュータンのクッキー缶のお取り寄せ方法を紹介します。

プティ・フール・セックは3種類

オーボンヴュータンのクッキー缶

今回紹介した一番小さいサイズを含めて3サイズが揃っています。

  • 「プティ・フール・セック(中)」8種入り、4,250円(税抜)
  • 「プティ・フール・セック(大)」10種入り、7,080円(税抜)

大変手のこんだ詰め合わせなので、手土産にもおすすめです。

店舗へ注文(インターネット、電話、FAX)

オーボンヴュータンの公式サイトから注文が可能です。電話とファックス注文のみ受け付けている商品もあるため、詳細は店舗へ確認を。

電話 03-3703-8428/FAX 03-3703-0261

支払い方法:銀行振込、代引き ※入金確認後、5営業日中に発送。

送料:別途要、料金は居住地によって変動あり(参考:関西は1100円ほど)。

高島屋通販サイトで注文(インターネット)

高島屋の通販サイトからも注文が可能です。(プティ・フール・セックは小のみ)

支払い方法:クレジットカード・タカシマヤ友の会お買物カード・d払い(ドコモ)・Amazon Pay・コンビニエンスストア・ネット銀行・ペイジー

送料:無料

クッキー缶で味わったのは河田シェフの凄み

全体的に感じたのは、素材の引き算と足し算のバランスが抜群だってこと。そこがシェフの凄いところだな、と感じた。

例えば、食材それぞれが持つ美味しさをただ積み重ねていくのではなく、「キャラメリゼするからしつこくならないように形は薄くしよう」とか、「ただ濃厚なだけじゃなく、繊細な食感をアクセントに加えよう」とか。

そのこだわりは、河田シェフの飽くなき探究心の表れだと思う。ごちそうさまでした。

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
    コメントの承認、編集、削除を始めるにはダッシュボードの「コメント画面」にアクセスしてください。
    コメントのアバターは「Gravatar」から取得されます。

タイトルとURLをコピーしました